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俳画 離山房 花言葉「予想外の喜び」
題字「三喜」 ![]() オクラ (Okra) は、アオイ科トロロアオイ属の植物、またはその果実。アメリカネリとも言う。学名は Abelmoschus esculentus Moench。英名okraの語源はガーナで話されるトウィ語(Twi)のnkrama。以前はハイビスカス属Hibiscusに分類されていたが、現在ではトロロアオイ属に分類されている。 原産地はアフリカ北東部(エチオピアが有力)で、熱帯から温帯で栽培されている。エジプトでは、紀元前元年頃にはすでに栽培されていた。熱帯では多年草であるが、オクラは少しの霜で枯れてしまうほどに寒さに弱いために、日本では一年草となっている。 日本に入って来たのは明治初期であるが、近年になって漸く普及し始めた。短期間で50cm~2mほどに生長し、15cm~30cmの大きさの掌状の葉をつけ、黄色に中央が赤色のハイビスカス、あるいはムクゲに似た花が咲く。花が咲くのは夜から早朝にかけてで、昼にはしぼんでしまう。 開花後、長さ5cm~30cmの先の尖った形の五稜の果実をつけ、表面に短毛が生えており、熟すと木質化する。若い莢が食用にされ、軽く湯がいてから調理されることが多い。オクラは、刻んだ時にぬめぬめした粘り気が出るが、この粘り気の正体は、ベクチン、アラピン、ガラクタンという食物繊維で、コレステロールを減らす効果をもっている。他の栄養素としては、ビタミンA、B1、B2、C、ミネラル、カルシウム、カリウムなどが含まれるため、夏ばて防止、便秘・下痢などの腸整作用の効果が期待できる。 ▲ by szan | 2006-08-15 09:00
俳画 離山房 今日の花「ベロニカ」。花言葉「人の良さ」
題字「人情」 ![]() ゴマノハグサ科。一年草および多年草。 北半球の温帯におよそ300種ほどが分布し、 園芸種の元となっているものは、ヨーロッパや中東産とされます。 一部は、オーストラリア・ニュージーランドなど、 南半球でも見られます。 種類がとても多く、 一年草タイプと多年草タイプがあるグループで、 日本にも近種の「クワガタソウ」など20種ほどが自生。 園芸種は、明治~昭和のはじめにかけて、 数種が渡来しました。 草丈は、12~80センチほど。 花期は、5月~9月にかけて。 1センチほどの小花を、 花穂にびっしりと咲かせます。 花色は、青紫色の濃淡のほかに、 園芸種には、白・やピンクなども。 じつは、なかなか「聖なる」バックボーンのあるお花。 「ベロニカ」という属名は、 キリスト教の「聖人ベロニカ」にちなんでいます。 十字架を背負い、あざけりと嘲笑の中、 ゴルゴタ(しゃれこうべ)の丘を苦難にあえぎながら登っていく イエス・キリストの受難の姿を目の当たりにした、主婦・ベロニカは、 イエスの額からしたたり落ちる血と汗を拭うよう、 ハンカチを差し出します。 (ベロニカが拭ってあげた、とも) すると、そのハンカチには・・・ イバラの冠をかぶったキリストの顔が写し取られていたそうな。 もともとエルサレムに住む敬虔な主婦だったベロニカは、 このエピソードで「聖人」となったのです。 「ベロニカのハンカチ」は、 現在バチカンの「サンピエトロ寺院」に保存されているとか。 先だって物議をかもした、 メル・ギブソン製作の映画「パッション」にも、 「ベロニカのハンカチ」シーンはあったようです。 (クーミンはこの映画、未見です・・・) また、青紫色は「霊力の象徴」とみなされ、 なかなか高貴な色として位置づけられております。 (「聖母マリア」の衣の色「マドンナ・ブルー」) かと思うと「悲哀」の象徴だったりもするんですが。 「人のよさ」とは、 ベロニカのエピソードからついた花言葉でしょうか。 どこかユーモラスな花穂が風にそよぐ姿にも、 あてはまる気がします。 今号は、これにて「読み切り」。 明日も又、このマガジンでお会いしましょう! 美しい花と共に。 「文章協力:中村クーミン メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』 http://www.mag2.com/m/0000170500.html」 ▲ by szan | 2006-08-13 08:22
俳画 離山房 今日の花「クロユリ」。
題字 「恋の季節」 ![]() 日本の中部以北の高山地帯、 アジア東北部からアラスカにかけて分布します。 草丈は、15~50センチほど。 花期は、5月~8月にかけて。 直径3センチほどの黒褐色の花を、 下向きに咲かせます。 光の具合によって、 黒く見えたり、紫がかったり・・・。 「花らしくない花色」も、魅力のひとつでしょう。 香りも個性的で、 (かなり「悪臭」だそうです・・・) 「ケブカクロバエ」というハエを呼び寄せて、 受粉をしてもらうというツワモノ。 標高2000メートル以上の高山帯を生活場所とし、 石川県の「白山」に群生地がみられることから、 昭和29(1954)年に、石川県の「県の花」に指定されています。 生育地と見た目の違いで、 高山地帯のもの「高山型」と、 比較的低地のもの「低山型」に分けられます。 「高山型」・・・草丈が低め。(15センチくらい) 1本の茎に花が1個だけ咲かせ、タネができる。 本州の高山帯に生える種類。 「低山型」・・・草丈は高め。(50センチ前後) 1本の茎に数輪の花を咲かせ、「両生花」と「雄花」がある。 染色体が奇数のため、タネができず、地下茎で増える。 北海道の低地に生える。 北海道のものが「低山」とは、 なんだか本末転倒の気もしますが、 それだけ標高の高い、寒いところにお住まい、 ・・・ということですね。 伝説の多い花で、 北海道のアイヌ民族にとっては、ズバリ「恋の花」。 女性が意中の人の身近にそっとこの花を置いておき、 相手が花を手に取れば、ふたりは必ず結ばれるそうな。 さりげなく花の話題をふっておくなどの根回しをすれば、 「この花は珍しいな!?」 てな感じで、手にしてくれるかも。 (・・・そういう問題じゃないか) ともあれ、人間の精神の根幹にダイレクトに訴えかける存在感、 花言葉も「恋」、これで決まりって感じ。 ~~ ☆★ ~~ 「花のある音楽」 ~~ ★☆ ~~ 古今東西の、心に染みる音楽に登場する「花」にスポットを当て、 ご紹介するコーナー。 ======================== 「黒百合の歌」 歌・・・織井茂子さん ======================== 昭和29(1954)年のヒット曲。 「石川県の花」制定と同時ですな。 伝説のラジオドラマ「君の名は」の挿入歌です。 このドラマ、「冬ソナ」どころの騒ぎじゃない、 国民的大ヒット作だったそうな。 聴取率「80%」くらい!? (「女湯が空になった」とか、聞いたことありません?) アイヌの伝説が歌詞となっています。 今号は、これにて「読み切り」。 明日も又、このマガジンでお会いしましょう! 美しい花と共に。 「文章協力:中村クーミン メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』 http://www.mag2.com/m/0000170500.html」 ▲ by szan | 2006-08-12 08:14
今日の花「ルコウソウ」。
ヒルガオ科。つる性一年草。 本来多年草の性質をもちますが、 耐寒性に乏しいので、日本の園芸上は一年草扱いです。 原産地は、熱帯アメリカや熱帯アフリカなど。 日本への渡来は、17世紀の前半、 寛永年間(1624~1643)とされています。 つるは2メートルほどの長さになり、 良く繁茂します。 花期は、7月~10月にかけて。 直径2センチほどの花は、かわいい星形で、 キャンディーやコンペイトウのような雰囲気。 花色は、白、赤、ピンク、朱色など。 葉は、細かく糸状に裂けています。 さらさら、ふわふわとした羽毛っぽいですが、 とにかくよく茂るので、グリーンのベールのようになって、 なかなかよい眺め。 この葉の形状は、 名前にあるちょっとむずかしい字「縷」の由来。 「細い糸」のことを意味します。 中国の中世(13世紀)の文献「居家必要事類全集」には、 (「お家で必要なことマニュアル」「主婦の友」みたいな感じ?) 翠縷麺(すいろうめん)という名の麺が紹介されています。 なんでも、 槐(えんじゅ)の若葉を絞った汁を小麦粉に混ぜて、 練って伸ばし、ごく細く切った麺とのこと。 ルコウソウの葉にも、ちょっと似てるんでしょうか。 語感も涼しげで、 暑い日に、つるりといただきたいような。 「流し翠縷麺」なんて、いいっすね~。 葉と花がかもし出す繊細な可愛らしさは、 「常に愛らしい」存在として、 これからも日本人に好まれていくことでしょう。 今号は、これにて「読み切り」。 明日も又、このマガジンでお会いしましょう! 美しい花と共に。 【 あ と が き 】────────────────────── ふと気がつけば、このマガジンも、もうすぐ1年! いや~、何とか続けておりますですよ。 それにつけても思うのは、 花の世界の奥深さ。 どんどんいもづる式に、新しい「へぇ」が出てくる出てくる。 同時に、昔見たり聞いたりしても、 イマイチぴんと来なかった文学や映画、音楽のモチーフなどが、 バッチリガッテンしたりして。 「文化の入り口」とでも、申しましょうか。 これからも、そんな「花のよろずお楽しみ」を、 幅広く探求してみたいな、と思ってます。 どうぞ、末永くご一緒に! 「文章協力:中村クーミン メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』 http://www.mag2.com/m/0000170500.html」 ▲ by szan | 2006-08-11 09:46
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